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著名人のジュエリーを手掛ける作家、茅ヶ崎で個展-焼き印による作品も

古い鍬(くわ)の木の部分から作ったオブジェ。かんざしとして使える金属の花を生け花のイメージで添えた

古い鍬(くわ)の木の部分から作ったオブジェ。かんざしとして使える金属の花を生け花のイメージで添えた

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 茅ヶ崎のレトロな一軒家カフェ「LAMA coffee」(茅ヶ崎市松浪2、TEL 0467-58-3823)2階のギャラリー「LAMA space」で7月25日より、二宮の工房を拠点に創作活動を行うアーティスト、島田しげるさんの個展「Spectrum 観えるもの、現れるもの」が開催される。

ハスをモチーフに焼き印や着色を施した独特の絵画

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 島田さんは1974(昭和49)年東京生まれ。国立東京芸術大学美術部工芸科鋳金卒業後、ジュエリー原型師としてさまざまな著名ブランドやアーティストのジュエリーデザインと制作を手掛ける。自ら主宰するジュエリーブランド「BARQUE.(バルク=小さな船)」での受注制作のほか、平面やオブジェなどのアートワークの発表を定期的に行っている。

 「作り手と作品と見る人のピントのずれから生まれるもの」を意識してタイトルが付けられた同展。主に金属や木材を用いて制作するアクセサリーやオブジェは、細い線材による繊細なイメージが特徴。自作した焼き印を木製パネルに焼き付けたり、着色したりして制作する絵画は独特の質感と雰囲気がある。オブジェやアクセサリーは3,000円~6万円、絵画は2万円~15万円前後で販売も行う。

 島田さんは「焼き付ける、痕跡を残すというプリミティブな行為の中から現れる絵としての現象と、イメージへの執着を傍観したときに見てくるものを意識した。絵やオブジェ、アクセサリーなどさまざまな作品を展示するので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。

 開催時間は13時~21時。水曜定休。8月16日まで。

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