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藤沢に被災地3県合同の「アンテナショップ」‐被災地の特産品の販路拡大へ

被災地3県合同の物産プラザ前で開店を祝う式典の様子(中央が海老根靖典藤沢市長)

被災地3県合同の物産プラザ前で開店を祝う式典の様子(中央が海老根靖典藤沢市長)

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 藤沢駅北口の遊行通りに8月7日、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の早期復興支援の一環として、3県合同アンテナショップ「岩手・宮城・福島観光物産プラザ」(藤沢市藤沢、TEL 0466-24-0312)がオープンした。

オープン初日には多くの購買客で行列に

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 東日本大震災により被災した多くの事業者の販路拡大、被災者の雇用を生み出すのが目的。被災地3県合同のアンテナショップとしては国内で初となる。運営は藤沢商工会議所へ委託。販売員には藤沢市へ避難してきた福島県の4人の女性を雇用した。

 店舗面積は約38平方メートル。店内には岩手・宮城・福島の乾物類や菓子、加工品などの特産品50品前後を取りそろえている。主なものには、岩手の「南部せんべい」や地酒の「せきのいち」、福島の「じゃんがら」や「まぐろの朝炊き」、宮城の「笹(ささ)かまぼこ」などがある。全国商工会の和田専務理事は「メーンの特産品である水産加工品は壊滅状態でまだ提供できず歯がゆい。先日イカの水揚げがあり、徐々に提供できるよう努力している」と話す。随時、その他の商品も増やしていく予定だ。

 オープン初日は藤沢市長や市議、購買客などが多く訪れた。式典で海老根靖典藤沢市長は「藤沢市が被災地の再建へ向けて何かできないか模索してきた。湘南エリアの方々にぜひご利用いただき、この物産プラザから少しでも被災地に元気を届けられればうれしい」と語った。同店が成功すれば、今後2号店、3号店も開いていく意向。

 営業時間は11時~18時30分。水曜定休。

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