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テラスモール湘南、11日開業へ-エリア最大級281の専門店が集積

駅に直結したウェルカムテラスは雨天時もぬれずにアプローチが可能

駅に直結したウェルカムテラスは雨天時もぬれずにアプローチが可能

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 JR辻堂駅に直結した湘南地域最大級の大型商業施設「Terrace Mall(テラスモール)湘南」(藤沢市辻堂神台1、TEL 0466-38-1000)が11月11日11時、グランドオープンする。

戸建て感覚のショップが並ぶ「湘南ヴィレッジ」

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 住友商事と住商アーバン開発がGICリアルエステート(シンガポール)と共同開発を進めてきた同施設。「湘南の自然を身近に感じ、人と人が自然と声を掛け合うテラスのような施設」にとの思いから、施設の形状はテラスを4段に重ねた段丘状とし、ロゴは「館」をイメージしたテラスの「T」に、人々が集まるコミュニティーを表す丸を組み合わせ、湘南のゆったりした空気感を表す緩やかな円が囲むデザインとした。

 敷地面積は約6万平方メートル、延べ床面積は約17万平方メートル。建物は地上4階建て(一部5階建て)。GMS(衣食住関連の商品を総合的に扱う多店舗型総合スーパー)を誘致しないのが最大の特徴である同施設には、「湘南らしい地域性と密度感」を感じさせる専門店281店舗が集積。初出店店舗は日本初2、関東初1、県内初37、湘南初100、SC初11、新業態18。開業初年は売上400億円を目指す。

 自然光を取り入れた内部は回遊性の高いサーキットモール構造で、各フロアにはオンワード樫山による新業態「サザンウィンドフィールズ」(1階)、イギリス発のファブリックブランド「Cath Kidston(キャス・キッドソン)」による世界初のカフェ「Cath’s Cafe(キャス・カフェ)」(2階)、「ジャーナル・スタンダード」によるパンケーキカフェ(2階)など注目の店がそろう。

 室内外に750席を設けたフードコート「潮風キッチン」(3階)には、江ノ島、鵠沼、茅ヶ崎など地元人気店を積極的に誘致。周辺街区への通り抜け動線上に設けた「湘南ヴィレッジ」には、2棟で展開する「Ron Herman/RHカフェ」(県内初)のほか、ハワイに2店舗展開する「Hula Lehua(フラ・レフア)」が日本初出店するなど、路面店感覚のショップが並ぶ。また、デイリーユースの食品スーパー「サミット」(1階)は翌1時まで営業し、地元住民の生活動線として駅側入り口から同店方向に抜ける館内通路を4時30分~翌1時まで開放する。

 施設運営では、環境・省エネにも配慮し、LED照明や太陽光発電、夜間電力による氷蓄熱システム、電気自動車用の無料充電スタンドなどを導入。約2500台を収容する駐車場では、各フロアと分岐点での空車可能台数表示に加え、停車状況を示すランプを設置するなど最新鋭の管理システムを取り入れた。

 住友商事理事建設不動産本部長の井上弘毅さんは「目指したのは365日毎日訪れても飽きない、常にフレッシュな商業施設。街の活性化につながるイベント開催などを通じて地域交流にも貢献したい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、専門店街=10時~21時、レストラン街=11時~23時(一部テナントは異なる)。11月11日~13日はトークショーやラジオの公開収録などのほか、各店でオープニングセールを行うほか、買い物額や先着人数に応じて記念品などを進呈する。

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