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動画視聴できる切手セット-スマホ連動、藤沢市所蔵の浮世絵描く

浮世絵切手カバー

浮世絵切手カバー

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 9月2日に発売された藤沢市所蔵の浮世絵を描いた「2014年東海道シンポジウム藤沢宿大会」の切手セットに、動画が視聴できるスマートフォンアプリが採用されている。

スマートフォンをかざすことでインターネットや動画の情報にアクセスできる

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 発売にあたり、同市は藤沢郵便局から切手カバーのデザインを依頼された。同市は千数百点の浮世絵を所蔵しており、そのうちの約200点の詳細情報を市のホームページで公開している。この機会に同市所蔵の浮世絵も見てもらいたいとデジタル情報との連携ができる方法として、スマートフォンアプリのネオポスターを採用した。

 ネオポスターは、東北大学未来科学技術共同研究センター青木研究室と藤沢市のNPO法人「湘南市民メディアネットワーク」などによる産学協同プロジェクト。スマートフォンを活用してポスターなど紙媒体からインターネットなどデジタル情報を取得できる仕組みだ。従来のAR(拡張現実)のソフトとは異なり、写真や絵などから直接デジタル情報に連携できる高い認識力が特徴。切手セットでは、カバーの指定した箇所にスマートフォンをかざすと音声入りの動画情報が視聴でき、同市のサイトにアクセスすることができる。

 「開発に市内のNPOが関っていることと、認識率が高いこともあって採用した」と話すのは、同市生涯学習部参事で郷土歴史課長の松井洋二さん。「今後は、観光や案内表示、防災関係にも役立つと思う」とも。

 切手セットは1,000円。浮世絵をモチーフにした切手10枚(80円×10枚)と花の切手(50円×4枚)をセットにする。同日より、藤沢市内の全郵便局で取り扱う。

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