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藤沢の画廊で「ミロ&シャガール版画展」-20世紀を代表する巨匠2人

シャガールの「ロミオとジュリエット」リトグラフ

シャガールの「ロミオとジュリエット」リトグラフ

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 藤沢の湘南西脇画廊(藤沢市鵠沼松が岡4、TEL 0466-22-5792)で、9月6日から「ミロ&シャガール 版画展」が開かれる。

ミロの「禽獣から見た人の鏡 Ⅶ」エッチング

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 20世紀を代表する2人の巨匠による合わせて30余点を展示する同展。ミロは、ピカソ・ダリと並んでスペインが生んだ抽象画の巨匠といわれ、「太陽・星・月・女・鳥」をモチーフとし、自由奔放な線画と鮮やかな色彩を特徴としている。一方、シャガールは、ロシアの貧しいユダヤ人家庭に生まれ、98年間の生涯で約2000点の版画を制作したといわれ、「浮遊する人物・火の鳥・花束・恋人たち」をモチーフにした明るい色彩と幻想的作風が有名。

 ミロは「禽獣(きんじゅう)から見た人の鏡 Ⅶ」(エッチング、1972年、限定40部)ほか、シャガールは「ロミオとジュリエット」(リトグラフ、1964年、限定65部)などを展示する。「ロミオとジュリエット」は120センチ×65センチ(額サイズ)の大きな作品で、「特徴がたくさんある色彩・図柄」とのこと。

 今回の展示の狙いを、同画廊代表の西脇智賀子さんは「世界的な有名作家を小さな子どもたちにも、東京に行かなくても鑑賞できることを願い企画した」と話す。また、2人の作家を同時に企画したことについて、「世界には作風の違いがある作家が多々おり、その違いを知ってもらいたかった。シャガールは色彩の美しさ、ミロは形や線の面白さを感じてもらいたい。同時だと特に感じると思う」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。木曜定休。9月28日まで。

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