鎌倉でチェコ・フィル「ヴィルトゥオーゾ競演」 地元・女性ピアニストが共演

フライヤーを手にする染川さん。「聞いたことがある曲も多く、初めての人でも楽しめるはず」

フライヤーを手にする染川さん。「聞いたことがある曲も多く、初めての人でも楽しめるはず」

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 鎌倉生涯学習センターホール「きらら鎌倉」(鎌倉市小町1)で5月27日、バイオリン、チェロ、ピアノによる「チェコ・フィルのヴィルトゥオーゾ競演」が開かれる。

海外の演奏家との共演も多い染川さん。「地元鎌倉で演奏できて光栄」と話す

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 毎年来日しツアーを行っているチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー。今年はバイオリン奏者のオタ・バルトシュさん、チェロ奏者のフランティシェク・ホストさん、ビオラ奏者のヤロスラフ・ポンヂェリーチェフさんが3週間をかけて全国9カ所で公演し、鎌倉ではバルトシュさんとホストさんが地元のピアニスト染川真弓さんと共演する。

 染川さんは武蔵野音大卒で演奏活動や後進の指導に力を注いでいるピアニスト。2010年にピアノのミヒャエル・ルビさん、2016年にはバイオリンのゴラン・コンチャルさんなど外国人音楽家との共演も多い。

 染川さんは「昨年、彼らの演奏を聞いているのでこちらからの希望も伝え、来場者が楽しくなるような曲目で構成した」と話す。ピアノソロは「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 作品573」。バイオリンとピアノはクライスラーの「愛の喜び」、チャイコフスキーの「メロディー」ほか。チェロとピアノはショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3」ほか。トリオで演奏するのはドボルザークの「ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調『ドゥムキー』作品90」で、「約30分の演奏になるが、日本人が郷愁を感じるような親しみやすいメロディーで楽しんでいただけるはず」という。

 染川さんは「言葉は通じないが楽器がコミュニケーションのツールとなる。リハーサルの一日一日、さらに本番でもお互いを理解し通じ合う瞬間が訪れる。地元鎌倉で会場の人たちと一緒にその瞬間を体感したい」と抱負を話す。

 開演時間は14時(13時30分開場)。入場料は4,500円(税込み)。チケットの予約・問い合わせは鎌倉市芸術文化振興財団(TEL 0467-23-3755)まで。

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