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鎌倉花火大会翌朝に海岸から駅までゴミ拾い ゴール後にプチサプライズも

イベントのポスターと花火大会の募金箱「市民玉」を手にする林さん。「花火はキレイ。翌朝、街もキレイ」が合言葉

イベントのポスターと花火大会の募金箱「市民玉」を手にする林さん。「花火はキレイ。翌朝、街もキレイ」が合言葉

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 鎌倉花火大会翌日の7月20日、由比ガ浜海岸から鎌倉駅までの道路をゴミ拾いしながら歩く「花火大会翌朝の街の大掃除」を開く。運営主体は「鎌倉を愛する者がつくる花火大会実行委員会」。

映画「きみの声をとどけたい」配給元の東北新社から提供されたゴミ袋は、花火大会当日と翌朝の掃除兼用。積み上がるとたくさんの花火に見えるデザイン

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 「花火への募金活動中に『花火は好きだが街がゴミで汚れるのは問題』といった声を多く聞いた」と話すのは、運営に協力している市民玉プロジェクトの林正嗣さん。「毎年、翌朝にボランティアが清掃しているが参加人数が少ないため、今年は企業などにも呼び掛けてイベント化した」と続ける。

 ゴミ袋は、鎌倉が舞台の映画「きみの声をとどけたい」のプロジェクトから提供を受けた。ゴール後は出勤や通学する参加者を想定し、「いってらっしゃい」の気持ちを込めたサービスを行うという。「ボランティアと言えども朝早くから汗をかいていただくので、お返しをするべきだと考えた」という。

 当日は7時に由比ガ浜入り口の「さくら貝の歌」歌碑前に集合。参加者は配布されたゴミ袋を手に沿道のゴミを拾いながら若宮大路沿いと江ノ電和田塚駅横経由に分かれて北上、鎌倉駅周辺も回り鎌倉生涯学習センター(鎌倉市小町1)前で解散となる。

 林さんは「街をきれいにすることだけでなく、街がきれいになるのは市民の参画によって成り立っていることを実感してもらい、観光客にもその意識をもって訪れてもらうことを伝えたい」と話し、「できるだけ軍手やトングを持参してもらい、天気によっては暑さ対策に帽子やタオル、飲み物なども用意してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は7時~8時ごろ。予約不要。悪天候の場合は中止。

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