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逗子に家庭料理新店「逗子キッチン」 クリニック院長が開店、塾前の「小腹セット」も

同店オーナーの徳永さん(左)。実はクリニック院長が本業

同店オーナーの徳永さん(左)。実はクリニック院長が本業

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 JR逗子駅前ロータリーを見下ろすビルの4階に12月7日、家庭料理の店「逗子キッチン」(逗子市逗子2)がオープンした。

メインメニューの「一汁三菜定食」。その日の仕入れによって内容が変わるのも楽しみ

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 立ち上げたのは、小児歯科から食育、訪問歯科、摂食嚥下(えんげ)リハビリテーションを運営する医療法人逗子メディスタイルクリニック逗子院の徳永理恵院長。「医者である前に3児の母親として、家庭の食卓の延長のようなメニューを提供できる場を作りたい」と考えたのがきっかけだという。

 「特別な食材を使わず家庭にあるような食材や調味料でバランスの良いメニューを」と「一汁三菜定食」をメインに、「玄米雑炊定食」(以上850円)、「今日の魚(または肉)定食」(950円、以上税別)などを用意した。

 近隣には学習塾も多いことから、主に小学生を対象におにぎりとみそ汁の「小腹セット」(500円)を14時~17時の時間限定メニューとして提供する。保護者が事前に回数券を購入し子どもが持参、現金の授受はしない。子どもの出入りが前提のためアルコール類は瓶ビール1種類のみ。

 面積は約33平方メートル。テーブル8席、小上がり10席。客席側にも流しとIHキッチンがあり、プロジェクターとスクリーンも備え付けた。「逗子キッチンplus」という名称で料理教室やセミナーなどイベントも行い、食を通じて本業である医療を社会につなげていきたいという。

 徳永さんは「獲得しつつある摂食嚥下の機能である小児歯科と失われつつある摂食嚥下の機能である高齢者治療のリハビリを行っているが、実際に食べられるようになったところを直接見届けたいという気持ちもある」と話し、「飲み込み、そしゃくするという能力のレベルに合わせた料理を作り、ケースバイケースで提供していきたい」と医師としての思いも込める。

 営業時間は11時~20時(ラストオーダー)、日曜定休。問い合わせは電話(TEL 046-874-5188)まで。

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