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夏の茅ヶ崎の新名物「トルコナス」、出荷始まる

茅ヶ崎の白いナス「トルコナス」は、色が白くて丸みを帯びているのが特徴

茅ヶ崎の白いナス「トルコナス」は、色が白くて丸みを帯びているのが特徴

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 茅ヶ崎の白いナス「トルコナス」の出荷が6月21日から始まった。トルコナスは色が白く丸みを帯びているのが特徴で、もともとは直売所向けの品種だったが、茅ヶ崎市内の農家で2016(平成28)年から市場出荷を始めている。

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 JAさがみ茅ヶ崎営農経済センターの井上大輔さんは「トルコナスの共同出荷は全国的にも珍しく、種苗メーカーによれば出荷量も日本一。茅ヶ崎で若手農家4人がさがみマーケティング・チーム茅ヶ崎というチームを組んで、生産を行っている。それぞれ、技術やアイデアを教え合いながら、よりよい質のナスを栽培している」と話す。

 今年は他の白いナスと差別化し「茅ヶ崎のトルコナス」としてブランド化を図るため、A品のナスにシールを貼ってアピール。茅ヶ崎市の特別観光大使の「えぼし麻呂」と茅ヶ崎の夏の海をイメージしたデザインは、行政とJA職員、生産者が考えたという。

 井上さんは「トルコナスの食感は、皮がやわらかくねっとりしているのが特徴。お勧めの調理は厚く輪切りにしてさっと火を通した『ナスのステーキ』。旅館やレストランなどからも、スープに入れても汁が黒くならないし、ソテーにしてもお皿が汚れないと評判も上々」と自信を見せる。

 市内を中心に小田原から横浜まで県内一円のスーパーで販売している。

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