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湘南T-SITEの「クラシンク」が3年の歴史に幕 新たな「でんきやさん」の可能性築く

最終日に閉店を惜しむ客でにぎわう「クラシンク」

最終日に閉店を惜しむ客でにぎわう「クラシンク」

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 藤沢市辻堂の湘南T-SITE(辻堂元町6)内にある「Panasonic KURA_THINK(パナソニック クラシンク)」が2月28日、閉店した。

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 同店は次世代型の「でんきやさん」として、2018(平成30)年にオープン。家電を通じたより良い暮らしを提案すると同時に、客と共に新しいライフスタイルを創造していく店舗として、従来の家電製品の販売・修理のほか、さまざまな取り組みを行っていた。

 3年間店長を務めた根田朝弘さんは「暮らしを考え、でんきやさんの未来をつくる店として食や家電をハブにしたイベントを行ってきた。美容家電のサブスクリプションなど新たなアイデアを試行錯誤することができ、次世代の『でんきやさん』の可能性を築けたのは財産」と話す。

 一方、新型コロナ禍の下での運営に難しさもあったという。「コロナ以降はイベントが軒並み中止となり、対面してのデモンストレーションなどの良さを封じられてしまったのが残念。ただ近隣では横須賀の大津にこのコンセプトを受け継ぐパナソニックショップができ、今後はここでの蓄積をさまざまな場面で生かしていきたい」と話す。

 同店跡地の今後は未定。

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