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鵠沼海岸に「薬膳」の専門店開業へ クラファンで150万円超支援集める

7325コーヒーの跡地で笑顔を見せるオーナーの椎根由美子さん。

7325コーヒーの跡地で笑顔を見せるオーナーの椎根由美子さん。

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 8月12日の開業予定を控える鵠沼海岸の薬膳専門店「点心・発酵薬膳ごはん和(にこ)」(鵠沼海岸3)がこのほど、クラウドファンディングで150万円の支援を集めた。

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 同店は、2008年から2017年まで本鵠沼で営業していた「薬膳ごはん和」のオーナー・椎根由美子さんが開く店。薬膳や発酵食を中心に「食べたら心も体も元気になるご飯」を提供するという。

 椎根さんは「2017年に建物の老朽化で立ち退きになってからパートナーと居酒屋業態の店を営業していたが、新型コロナ禍の中で、今こそ薬膳が必要と考えた。物件を探し始めて、知り合いの不動産業者から旧知の店舗で市内の菖蒲沢に移転した『7325コーヒー』の跡地を薦められ、縁を感じてこの物件に決めた」と話す。

 一から店を作るのは約4年振りな上に物件がかなり古く、老朽化しているところを修繕する必要もあり、クラウドファンディングにもトライした。140万円の目標金額は2週間以上の期日を残して達成。現在、150万円を超えている。

 椎根さんは「2020年、新型コロナウイルスによって世界的な変化を余儀なくされたが、一方で自身の今やるべき事がはっきりした感じがした。店名の和(にこ)はごはんを食べて和り(にっこり)してもらい、そしてまた和える(逢える)という意味で付けた。『食』と『場』を通して、皆さんの役に立てれば」と話す。

 営業時間は、ランチタイム=11時~15時、ディナータイム=17時~21時。水曜・日曜定休。クラウドファンディングによる支援は引き続き、8月20日23時まで受け付ける。

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