茅ヶ崎で自転車共有実験始まる-3人乗り自転車の導入も

市内商店前に設置されたサイクルポート。カゴには実験のPRパネルも

市内商店前に設置されたサイクルポート。カゴには実験のPRパネルも

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 茅ヶ崎市は12月15日より、住民や観光客の手軽な交通手段としてレンタサイクルを共有する「コミュニティーサイクル社会実験」を開始した。

乗車体験を兼ね同様の社会実験では初となる3人乗り自転車も用意

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 同実験は、国土交通省が「先導的都市環境形成促進事業」として全国7都市で実施するもの。従来型のレンタサイクルとは異なり、市内に複数設置された駐輪場(サイクルポート)での貸し出し・返却が可能で、欧米などでは環境に優しい新たな交通システムとして近年導入が進んでいるという。

 他都市の実験では無人の機械式駐輪場を設置するのが主流だが、同市では商業・観光面など街の活性化につながるシステムを検討するため、観光案内所のほかに生花店、薬局、美容院など19カ所のサイクルポートを設置。利用料金は1回300円で、50台のシティサイクルのほか、同社会実験では初となる3人乗り自転車(幼児2人同乗基準適合車)3台も用意し需要を検証する。

 同市都市政策課は「利用者とポート管理者である商店の店員らが直接対面することで、人と人とのふれあいが生まれ、商業や観光面での活性化が期待できる」と話す。「1ポート2台程度の小規模ポートが多いため、フリーダイヤルのコールセンターを設置。貸し出し・返却の状況を一元管理しスムーズな実施を目指す」とも。

 実験は2010年2月15日まで。利用時に提示する利用者カード発行のため、初回利用時のみ身分証明書が必要となる。

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