葉山の一軒家で「アーティスト・イン・レジデンス」-アルゼンチン作家招く

作品は、住まいの近隣にある植物や貝殻、隣人からの花など、土地の風土がわかる素材を使って制作される。

作品は、住まいの近隣にある植物や貝殻、隣人からの花など、土地の風土がわかる素材を使って制作される。

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 葉山の一軒家スペース「habiable(ハビテーブル)」(三浦郡葉山町一色、TEL 046-807-5202)で現在、住人とアーティストの共同生活から生まれるアートを制作・展示するプロジェクト「Ola ~体でみる景色」が開催されている。

habitableで5月4日に開催されたワークショップの模様

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 「葉山芸術祭」の一環として実施する同プロジェクトは、都内のアートギャラリー「waitingroom」(東京都世田谷区)が企画・プロデュースを手がける。ハビテーブルから「アーティスト・イン・レジデンス」(他国の施設に滞在し、作品制作を行うプログラム)の提案があり、実施が決まった。同スペースでは、人とつながる住まいについて考える「アート・デザイン・食の企画展」を行っている。

 アーティストは、ブエノスアイレスを拠点に世界各地で活躍するアルゼンチン在住のユニット「Mejunje(メフンヘ)」。同スペースの住人(親子3人)とともに1カ月ほど同居し、「その家族や家屋、近隣住民、葉山の自然から受けたインスピレーションで作品を制作」していく。同スペースでは、そのアート作品が生まれる制作過程から体感できる。

 作品は、裏山の植物や海岸で見つけた貝殻、隣人からもらった花、近隣のバーからの廃材などを作品の一部として使用している。「生活の中での物・人との出会いが、常に作品を変化させている」とwaitingroomの芦川さん。メーンの彫刻作品も既に3回ほど形が変容しているという。壁面には、同ユニットが持参したドローイング作品やプリント作品10点ほどを展示している。

 開催時間は11時~17時。5月16日まで(主に土曜・日曜のみ)。入場無料。その後作品は、waitingroomで7月17日まで展示する。

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