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鎌倉で防災意識を高めるイベント-関東大震災体験者のシンポジウムも実施

前回のイベントの際パネルの前で撮影した集合写真

前回のイベントの際パネルの前で撮影した集合写真

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 鎌倉生涯学習センター(鎌倉市小町1)で9月6日、防災意識を高めることを目的とした「津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト」が開かれる。

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 昨年の防災の日に、津波に対する問題意識を持つイベントとして実施した同プロジェクト。前回も行った津波の被害を視覚化した防災シートを、今回は同センターに加えて隣接する鎌倉郵便局でも掲示。鎌倉で津波が起きた場合、どういうルートで逃げればよいのかをシチュエーション別に実験する、といったコンテンツも予定する。

 さらに今回は2部構成のシンポジウムも実施。第1部(14時~15時)では、関東大震災を体験した高齢者が当時の様子を話す内容。第2部(15時30分~16時30分)は、海洋冒険家の白石康次郎さんが津波に備える心構えを説く。

 同企画に協賛しているカマコンバレー事務局の北川幸子さんは「海に面した土地柄、津波とは無縁ではない。それをネガティブに捉えておびえるのではなく、日常的に備えることを意識して、いざというときに一人でも多くの人が助かれば。また、そのような意識が根付くことによって、鎌倉という土地のイメージも良くなると考えている」と話す。

 開催時間は10時~18時。入場無料。シンポジウムの申し込みはホームページの応募フォームで受け付ける。定員は約35人(先着順)。

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