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鎌倉でフリー誌「海の近く」をひもとくイベント 特集のサンドイッチ試食も

「海の近く」6月号の表紙。鎌倉・大町のベーカリー「mbs46.7」の色鮮やかなサンドイッチが並ぶ。後方は創刊号

「海の近く」6月号の表紙。鎌倉・大町のベーカリー「mbs46.7」の色鮮やかなサンドイッチが並ぶ。後方は創刊号

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 会員制図書館「かまくら駅前蔵書室」(鎌倉市小町1)で6月5日、「フリーマガジン『海の近く』の話を聞いて6月号の表紙のサンドイッチを食べる会」が開かれる。

同会場で4月に行われた「『かまくらパン』をきいてたべる会」の様子。出版社「港の人」の編集者で執筆者の井上有紀さんを招き企画の意図や制作過程などを聞いた後、井上さんセレクトのパンを試食した

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 葉山や逗子から小田原、湯河原、箱根にかけての相模湾沿いの食、人、住まい、アート、カルチャーなどを掲載する同誌。4月の創刊号は「インパクトのある表紙と読み応えのある記事が好評」(同誌)で、すぐに無くなってしまう設置店が続出したという。

 同施設にも置かれていたが来室者の評判が良く、誰がどんな風に作っているのかと話題になった。「たまたま編集者と面識があったので、第2号の発行に合わせてトークイベントを企画した」と代表の鈴木章夫さん。「特集が『サンドイッチ持って、海へ』だったので、掲載されている店のサンドイッチを食べながら話が聞ければと思い連絡を取ると、表紙を飾るのが近所の『mbs46.7』のサンドイッチだったので驚いた」とも。

 当日は同誌のライターやカメラマンから創刊の背景や制作過程、苦労話や裏話などを聞いた後、同店から取り寄せた表紙の写真と同じオープンサンドやバインミーなどサンドイッチを参加者で味わう。

 同施設は鎌倉に関する本だけを集めた私設の会員制図書館として昨年8月にオープンし、現在の会員数は123人。入会金代わりに鎌倉に関する本1冊以上を贈書(寄付)するため、会員が増えれば蔵書も増えていく仕組み。年会費1万円を払えばいつでも利用でき、その度にコーヒーや紅茶が飲める。イベントやワークショップも行っており、4月には市内22のパン店を取材した書籍「かまくらパン」の編集者に話を聞き、掲載されているパンを食べるイベントを開いた。

 鈴木さんは「フリーマガジンとは思えない質の高さの秘密を知りたい。きっと作っていく楽しさも苦労も普通の雑誌以上のはず。そんな話を聞いた後で食べるサンドイッチはまた違う味わいになりそう」と話す。

 開催時間は11時~13時。参加費は1,500円(会員は1,300)円。申し込み方法はホームページで確認できる。

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