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鎌倉で「オチビサン」展-原画展示や手仕事キャラグッズの販売も

原作の雰囲気を可能な限り忠実に再現した完全手仕事作品の編みぐるみ

原作の雰囲気を可能な限り忠実に再現した完全手仕事作品の編みぐるみ

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 鎌倉のギャラリーヨコ(鎌倉市御成町、TEL 0467-22-2418)で8月26日より、漫画家の安野モヨコさんが描く「オチビサン」の味わい深い世界を紹介する企画展「『オチビサン』とまめつぶ屋」が開催される。

「オチビサン」の舞台である豆粒町を描いた手ぬぐいも

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 8月19日に刊行された「オチビサン第4巻」を記念し、オチビサングッズ公式ウェブショップの「まめつぶ屋」が開く同展。同ギャラリーでの開催は、安野さん自身が鎌倉在住であり、同作品が鎌倉市のどこかにある「豆粒町」を舞台に描かれたことから決定した。

 「オチビサン」は、赤と白のしま模様の服に大きな白いボンボン付きの帽子をかぶった主人公オチビサンが、オチビサンの親友でいつも本を小脇にかかえる「ナゼニ」、朝から晩まで大好きなパンを食べて過ごす「パンくい」などのキャラクターと共に繰り広げる、ほのぼのした日常を描いたもの。2007年4月から朝日新聞(日曜)生活面で連載が始まり、四季の移ろいとともに描かれるしみじみしたエピソードやどこか懐かしい色彩に、男女問わず幅広い層に人気がある。

 同展では、ポショワール技法で染められた鮮やかな原画約20点やスケッチ原稿の展示とともに、「オチビサンができるまで」と題したポショワール技法についても紹介。同技法は、型抜きした金属を用いてはけなどで手彩色するもので、安野さんはこの技法をベースに独自の手法を生み出し、作品作りに生かしている。

 手仕事作品を中心とする販売グッズは、オチビサン・ナゼニ・パンくい編みぐるみ(各8,400円)、マグカップ(2,100円)、注染(ちゅうせん)技法による手ぬぐい各種(1,890円)、木製弁当箱(5,040円)、緑茶入りお茶缶(3種・各630円)などのまめつぶ屋オリジナル商品のほか、「オチビサン」1巻~4巻(各630円)、一筆箋 四季(450円)などの朝日新聞社によるアイテムも並ぶ。

 「安野さんの協力を得て貴重な原画も展示することができた。じっくり、ゆったり、のんびりと作品の世界を味わってほしい」とまめつぶ屋代表の神村典子さん。「『オチビサン』のゆったりした和の生活を一緒に楽しめる手仕事作品や、鎌倉の雰囲気に合う和テイストなグッズもぜひ手に取ってみてほしい」とも。

 開催時間は11時~18時。今月28日まで。

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