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楽しみながら知る・体験する 茅ヶ崎の景観まちづくり

2014年の会場の様子。床に敷かれた市内全域の航空写真の上に腹ばいになる子どもも。今回は2倍のサイズで登場する

2014年の会場の様子。床に敷かれた市内全域の航空写真の上に腹ばいになる子どもも。今回は2倍のサイズで登場する

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 市内の景観や街づくりの活動を紹介する「景観まちづくりウィーク・茅ヶ崎2」が1月26日、茅ヶ崎市役所新庁舎(茅ヶ崎市茅ヶ崎1)1階などで始まる。主催は「まち景まち観フォーラム・茅ヶ崎」。

2014年に第1回を行った駅ビルの会場。今回は昨年12月に竣工したばかりの市役所新庁舎1階に「景観まちづくりセンター・茅ヶ崎」を臨時設置して行う

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 2014年秋に第1回を開き景観街づくりやそれに関わる市民団体の活動などを発信したが、今回は大きく変わっていく茅ヶ崎の姿をより具体的に知ってもらうためのプログラムを中心に用意した。「市民活動げんき基金」の助成を受け、市役所の市民ふれあいプラザに「景観まちづくりセンター・茅ヶ崎」を臨時設置しメーン会場とする。

 同センターでは「まちづくりエキシビション~変わりゆく茅ヶ崎のまちを知ろう」と題したパネル展示を行う。柳島スポーツ公園(仮称)、浜見平地区、茅ヶ崎駅南口駅前広場などこれから大規模な開発や建て替えなどが続く事例をはじめ、変わらないたたずまいを見せる茅ヶ崎館や住宅地の中にある会員制農園「リベンデル」などの魅力的なスポットなども紹介する。

 「鳥の目で茅ヶ崎を見てみようver.2」では同会場の床全面に茅ヶ崎市の航空写真を敷き、来場者は街の様子や自分の家、学校、職場などを俯瞰(ふかん)して確認できるようにする。前回も子どもから大人までが写真の上を歩き回ったり指を差して見たりするなどして好評だったが、今回はサイズを2倍にして敷き詰めた。

 「景観まちづくりはまずは街を見て回ることからと考え、市内の各団体にまち歩きツアーの企画運営をお願いした」と事務局の高見澤和子さん。「茅ヶ崎のまち・建築探訪」をテーマに「のぞいてみよう浜見平のミライ」「三橋卯之助さんの絵を見ながらたどる南湖の歴史」「生まれ変わる『茅ヶ崎駅南口』を探訪しよう!」「小出川中流域に残る水田周辺環境を歩く」「オープンアーキテクチャ・茅ヶ崎II」の5コースを用意。それぞれ地域のエキスパートたちが案内役となる。

 「生まれ変わる『茅ヶ崎駅南口』~」では市職員から再整備される駅前広場の概要を聞き、昨年11月にリニューアルした駅ビル「ラスカ茅ヶ崎」のバックヤードなどを探訪する。「オープンアーキテクチャ~」では建築家の案内で住宅を巡り、建築を通して魅力ある街並みを考える。

 昨年テスト運用し好評だった「まち歩き音声ガイド」も1週間だけ復活する。「香川駅発 ぶらり都市資源めぐり」「三橋卯之助さんが語る茅ヶ崎の歴史」「懐島・景観まち歩き」の3エリアで、参加者は音声ガイド端末を手に自由に散策を楽しみながら景観を体験する。

 高見澤さんは「まずは街づくりに関心を持ってほしい。街づくりは動きがすぐに目に見えるわけではないが、市民の将来にとってとても大切なこと。会場で見聞きしたことやツアーの体験が、街のために子どもたちのために今何か一つでも始めるきかっけになれば」と話す。

 開催時間は10時~17時。まち歩きなどは有料。詳細はホームページで確認できる。2月1日まで。

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