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鎌倉の15寺社で「梅かまくら特別参拝」 特別講話や座禅など

座禅体験に臨む参加者たち

座禅体験に臨む参加者たち

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 鎌倉市内15の寺社では2月から3月にかけて、「梅かまくら特別参拝」が行われている。観光客が少なくなるこの時期に、一般にはあまり公開されていない本堂や仏像、庭園などが公開されている。特別講話の聴講や座禅体験をもできる。主催は「鎌倉十三仏詣実行委員会」(鎌倉市由比ガ浜3、TEL0467-40-3044)。

梅の花が咲き始めの境内

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 3月の日程は、1日=長谷寺(「観音ミュージアム」で特別法話)、2日=鎌倉宮(「正式参拝」と講話)、5日=高徳院(書院で特別講話)、7日=本覚寺(本堂特別参拝)、9日=来迎寺(本堂特別参拝と講話)、15日=極楽寺(本堂特別参拝と収蔵庫特別公開)、16日=報国時(本堂特別参拝と体験座禅会)、19日=海蔵寺(本堂特別参拝と庭園特別公開)。

 2月23日には浄智寺(鎌倉市山ノ内)で本堂特別参拝と体験座禅会が行われた。集まった参加者23人は、朝比奈恵温(あさひな・えおん)住職の案内で本堂の仏像について説明を受け、普段は参拝客が入ることのできない室内で座り方や息の仕方を教わった後、15分ほど座禅を行った。志願して住職から木の棒で両肩を打ってもらう、警策(けいさく)をいただく人もいた。

 朝比奈住職は一般向けに座禅の心得として、「大事なのは姿勢と呼吸だ」と説明。座り方については苦痛を強いるためのものでなく、正座のほか椅子を使う方法があることも紹介した。下腹を中心とした「丹田(たんでん)呼吸」では、意識を集中するために呼吸の数を数える、「数息観(すうそくかん)」を教えた。

 朝比奈住職によると、日常の中に座禅の呼吸を取り入れることで意識や体の動きが自然と変わってくるという。体験を終えた参加者に「電車の中や仕事の合間に実践して、日々積み重ねていってほしい」とアドバイスしていた。

 梅かまくら特別参拝の定員は各回30人。参加費は1,000円。事前応募が必要なものもある。開催日程の詳細はホームページで確認できる。

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