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平塚北口駅前地下道がアートミュージアムに 落成式でライブペインティングも

作品制作中の清水壮一郎さんらアーティスト。通行人とのコミュニケーションも生まれた

作品制作中の清水壮一郎さんらアーティスト。通行人とのコミュニケーションも生まれた

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 平塚駅北口前の歩道(平塚市宝町1)で11月3日、駅前ロータリーの地下道や階段に壁画を描いた「平塚地下道ミュージアム」の落成式が開かれる。

地下道から駅へ向かう階段には横溝さやかさんのイラストをラッピング。立ち止まって眺めたり、スマホで撮影する人の姿も

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 同ミュージアムは南北を結ぶ中央通路の壁面に設置したパネルに、平塚ゆかりのアーティスト16人が作品を制作展示するプロジェクトで、平塚市が進める「手をつなぎたくなる街 湘南ひらつか」シティープロモーションの一環。

 「たまたま市役所シティープロモーション担当の方がポスターを配りに来たのがきっかけ」と話すのは、社会福祉施設「GALLERY COOCA(ギャラリー・クーカ)」の北澤桃子さん。同スタジオでは地元商店街からの呼び掛けで2016年に所属アーティストらがマンション建設現場の仮囲いに絵を描いていた。「また何か一緒にできたら楽しいはずと話が弾み、その後一緒に市内を歩いていくつか候補地を探した中で駅前の地下道に決まった」と続ける。

 同地下道はバスロータリーの地下に位置し、今回は南北に伸びる約70メートルの中央通路両側の壁面にボードを設置した。10月18日からアーティストらが「手をつなぎたくなる街 湘南ひらつか」にインスピレーションを受けた作品を仕上げていった。

 参加したのは岩崎夏子さん、高橋健太朗さん、福田絵里奈さん、大和田いずみさん、Riさん、杉山彩さん、オノルイーゼさん、内山睦さん、清水壮一郎さん、宮本仁彦さん、伊藤太郎さん、佐藤勇太郎さんなど平塚や神奈川でも活躍する16人のアーティスト。北沢さんは「普段は素通りしてしまう場所だが、多くの人が立ち止まり会話も生まれ、まるで通路がサロンのようだった」と笑って振り返る。

 同20日には駅から地下道への階段に、横溝さやかさんのイラストをプリントしたラッピングフィルムを貼り付けた。階段下の手前に立つと、大きな一枚の絵に見える仕組み。

 落成式は13時から、駅ビル「ラスカ平塚」前の歩道で開会式の後、地下道で展示作品を解説、14時から歩道に戻ってガールズライブペイントユニット「ENOWA」のライブペイントやバンド演奏、DJ演奏などを行う。

 北澤さんは「制作中もアートを通してコミュニケーションが生まれることを実感。しかも暗かった地下通路がアートでとても明るくなった。当日は駅前でバンド演奏に乗せてのライブペインティングも見ていただければ」と話す。

 開催時間は13時~16時。入場無料。

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