鎌倉・小町通りに新商業施設「こもれび禄岸」ー湘南初出店5店舗も

10月10日オープンの「こもれび禄岸」完成予想図

10月10日オープンの「こもれび禄岸」完成予想図

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 鎌倉・小町通りに10月10日、新たな商業施設「こもれび禄岸(ろくがん)」(鎌倉市雪ノ下1、TEL 0467-22-1850)がオープンする。運営は、地元で店舗賃貸などを手掛ける三栄。

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 三栄が設立された40年前は、鎌倉駅前から鶴岡八幡宮の中間までで店が終わり、その先は住宅地だったという小町通り。お店といえば昔ながらの米屋、卵屋、経師屋、畳屋などがある程度だったという。現在は店舗の新設が続き、路地の奥までさまざまな店舗が軒を連ねる。三栄では現在、11区画を8店舗に貸し出している。

 今回は新たに賃貸用店舗を拡張する。建物は平屋建てと2階建ての2つの建物から成り、延べ床面積は340平方メートル。7店舗が新たに出店する。

 出店テナントでは、「quattro.」(カフェ&バール)、「Lisette」(ブティック)、「Harmonic Field」(アクセサリー)、「OXYMORON」(雑貨・軽飲食)、「鎌倉1192」(雑貨)の5店舗が、湘南エリア初出店となる。そのほか、1977年創業のロシア料理・ピロシキの老舗「露西亜亭」(ロシア料理)が鎌倉の店として出店。今年8月まで、同所近くでテークアウト専門店として営業を続け、小町通りでの食べ歩きの定番メニューの一つとしても知られる。新店開店後も、ピロシキ(1個315円)の販売を行うほか、ロシアンティーが、メニューに復活する。残りの1店舗は現在、交渉中。

 同施設では、店舗に面した自然豊かな庭園が特徴。ウメ、マツ、ケヤキなどの木々のほか、水琴窟(すいきんくつ)を配し、買い物や食事をしながら、季節の移ろいを感じることができるという。鎌倉と藤沢に隣接する6つの海岸=六岸と、木漏れ日という言葉と合わせたのが「こもれび禄岸」の由来。

 三栄の担当者は「コンセプトは、和のテイストながらもモダンで、木立や草花に囲まれた空間」と話す。「古くからある木々をできるだけ残し、小町通りのにぎわいとは一味違う、落ち着いた鎌倉らしさを表現してみた」とも。

営業時間は10時~18時(飲食店は11時~22時)。

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