川崎飲料(川崎市川崎区)は7月下旬から湘南地域限定清涼飲料水「湘南サイダー」を販売している。昨年発売された「横浜サイダー」(横浜開港150周年記念事業応援商品)に続くもの。価格は150円。
同社は神奈川県清涼飲料工業共同組合と「地場にちなんだものを作る」を合言葉に「湘南サイダー」を開発した。鎌倉、藤沢、茅ヶ崎などの酒販店を中心に販売する。月間500ケースを出荷目標とし、年間で12,000~15,000ケースの出荷を見込んでいるという。
同製品のパッケージデザインを手掛けた関和デザイン(東京都大田区)の関和孝司さんは「従来のサイダーのイメージにこだわらず、新しいサイダーのイメージを創出した。湘南は幅広い年代によって支持されおり、イメージも皆違うが『海と空』は共通のイメージ。その『海と空』と『粋な大人』をビジュアルコンセプトにした。湘南といえばマリーンスポーツ。特にサーフィンは定番で、オフショアの波と空を伝統的な市松文様で表現。コンセプトカラー「SHONAN BLUE」をブルーメタリックで表現しハイセンスな大人と湘南を結びつけた。また、ボトルを透明に、液色を淡いブルー(自然色素)にしてトータルの完成度を追求した」と話している。
同社の竹島伸浩常務は、「湘南サイダーは浜辺でグラスに注ぐと青色が一段と冴える。さわやかさを感じてほしい」と話している。