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鎌倉で「活版」によるオリジナルアイテムの展覧会-ワークショップも

祖父の残した活版印刷機で制作したという「九ポ堂」の作品一例

祖父の残した活版印刷機で制作したという「九ポ堂」の作品一例

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 鎌倉の妙本寺山門内にあるギャラリー「KAYA gallery+studio」(鎌倉市大町1)で現在、活版印刷によるオリジナルアイテムを展示販売する「活版 in kamakura」が開催されている。

会場は期間限定のアトリエやショップに適したgallery mini

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 「gallery」「studio」「gallery mini」の3つの空間を、アーティストたちに提供してきた同ギャラリー。同展では、1カ月限定のアトリエやショップに適した「gallery mini」を会場に、7つのプライベートプレスの展覧会と3つのワークショップを展開する。東京では同様の展覧会がよく開かれているが、神奈川県内ではあまり見受けられないことから、活版部門「ツバメ活版堂」を有する「リン版画工房」(藤沢市藤沢)の城戸宏さんの呼びかけで開催が決定。「今となってはなかなか手に入らない活版を使用した、手触りのよいさまざまなアイテムがそろっている」と城戸さん。

 同工房以外の参加プレスは、グラフィックと活版印刷の総合デザインを手掛ける「ルフトカッツェ」、祖父が趣味で始めた活版印刷の屋号を引き継いだ「九ポ堂」のほか、「megropress」「つるぎ堂」「十六夜工房」「Knoten」。出品するのはカード、しおり、ノート、レターセット、コースターなどで、価格は180円から。

 同ギャラリーの井上綾乃さんは「入口もひっそりした小さなスペースでの展覧会だが、一つひとつ手にとってみると、活版のやわらかな字体が伝わってくる手作りの温かみあるアイテムばかり。友人や家族など、身近な人へのちょっとしたプレゼントにしてみては」と話す。

 開催時間は11時~17時。10月31日まで(18日・19日休み)。ワークショップは10月24日=「活版を使ってミニカードを作る」(ルフトカッツェ/3,500円)、同25日=「手製本講座」(美篶堂/4,000円)、同26日=「ガリ版講座」(3,000円)。開催時間などの詳細はKAYA gallery+studioのサイトで確認できる。ワークショップの申し込み・問い合わせは「リン版画工房」まで。

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