大磯の聖ステパノ学園「海の見えるホール」(大磯町大磯)で10月30日、ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会と鎌仲ひとみ監督のトーク会が開かれる。
同作品は、中国電力の原発建設に向き合う山口県・祝島と、2020年に石油に依存しない社会作りを目指すスウェーデンのあり方、取り組みを取材したドキュメンタリー映画。そこに住む人々・地域への取材から、自然と共振するエネルギーをどのように生み出し、持続可能な社会を作るために何ができるのかを問う。
監督は、原子力産業の最前線で生きる六ヶ所村の人々を取材した前作「六ヶ所村ラプソディー」で話題を呼んだ鎌仲ひとみ監督。今回、西湘地域の歴史的資産や自然環境維持の活動を手がける「西湘をあそぶ会」が運営をサポートしている。海が広がる湘南エリアでは前作同様、環境破壊の観点からサーファーなどが同監督作品にさまざまな支援を行っており、葉山などでも上映会が行われたという。
「できる限り地域のエネルギーを地域で作り、環境にローインパクトな社会を作っていかなければいけない。大磯のような海のある小さな町だからこそ、そうした先進的な取り組みを行うことができるのでは」(西湘をあそぶ会・原さん)と考え、大磯での上映会開催に踏み切った。
上映時間は10時30分~、13時45分~の2回。料金は当日1,200円(中高生=800円、小学生以下無料)。