江の島展望灯台(藤沢市江の島2)の屋内展望室で現在、昨年放送されたテレビドラマ「流れ星」のラストシーンを再現したミズクラゲが展示されている。江ノ島電鉄と新江ノ島水族館が江の島を舞台に共催するバレンタインイベントの一環。
「流れ星」は、フジテレビ系列のドラマ看板枠「月9」で昨年10月~12月に放映されたテレビドラマ。新江ノ島水族館で働きながら難病の妹を支える主人公・岡田健吾を竹野内豊さんが、兄の借金の肩代わりに健吾と契約結婚する槇原梨沙を上戸彩さんが演じ、新江ノ島水族館、江の島展望灯台、茅ヶ崎市立病院、片瀬西浜海水浴場、鎌倉御成町商店街など湘南各地でロケが行われ話題となった。健吾と梨沙が出会うきっかけとなったミズクラゲはドラマに度々登場し、クラゲ水槽が設置された展望灯台でラストシーンが撮影された。
「ドラマをご覧になった方から頻繁にクラゲ展示について問い合わせがあり、ラストシーンでハッピーエンドとなったこの場所は、バレンタインのイメージにぴったりだったため展示を企画した」と江ノ島電鉄観光課の村上聡さん。クラゲ水槽とともに対岸にある新江ノ島水族館をPRするほか、展望灯台を擁する江の島サムエルコッキング苑内に設置された「MIRROR BOWLER光アート」を相互連携して告知し、来訪者に江の島片瀬海岸エリアを1日楽しんでもらうことを目的にする。
同展望灯台に展示されているのは、10センチほどの大きさのミズクラゲ約10匹。ドラマでは3台の水槽が設置されたが、期間中は多くの来場者が予想されることからメーン水槽は1台としたが、設置場所は湘南の夜景が見えるドラマ放送と同じ位置にしたという。
村上さんは「期間中は江の島エリア全体がバレンタインイベント一色になる。大切な人と1日、江の島バレンタインを楽しんでほしい」と話す。
営業時間は9時~20時。2月14日まで。