![湘南ベルマーレのホームスタジアム「平塚競技場」](https://images.keizai.biz/shonan_keizai/headline/1300152043_photo.jpg)
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて、「湘南ベルマーレ」(平塚市中堂)では現在、試合やスクールなどの活動を自粛している。
Jリーグでは、3月に予定していたJ1、J2のリーグ戦とナビスコカップ・グループリーグの全試合を中止すると発表。地震の影響による余震が続いており、電力事情により一部の地域で停電する可能性があることなどから、スタジアムおよび来場者の安全確保を考慮した。
湘南ベルマーレでも、同13日の千葉戦はすでに中止となっており、今後、20日=大分戦、26日=熊本戦も中止が決定。代替日や中止となる試合の入場券の取り扱いなどについては、決まり次第随時発表していく方針だ。
3月中のさまざまな営業、イベントなども未定の状況が続く。「湘南ベルマーレフットサルコート」は14日、小田急百貨店藤沢店(藤沢市南藤沢)の全館臨時休業につき休業。「湘南ベルマーレサッカースクール」についても、18日まで活動を休止する。15日から一般発売開始予定だった4月開催のホームゲームチケットの「イープラス」「ファミリーマート」での販売も延期となった。同社はさまざまな関係者との協力を取りながら活動を自粛し、被災地の行方を見守る。
湘南ベルマーレはホームページ上で、「東日本大震災により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。皆さまの一日も早い安全、安心の確保と復旧を心より祈念申し上げます。ベガルタ仙台をはじめとする東北地方のサッカークラブ、関係者、およびサポーターの皆さまの苦難克服に微力ながらご支援してまいる所存です。厳しい折、信じ合い鼓舞し続けた皆さんのあの素晴らしい精神力を思い出し頑張ってください」(湘南ベルマーレ、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブスタッフ一同、湘南ベルマーレ監督・コーチ・選手一同)とコメントしている。