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鎌倉文士の旧邸で古美術展-鎌倉・葉山など8店が参加、気軽な骨董メーンに

応接間の暖炉前のスペースに展示された「ロータス・ブルー」の古道具

応接間の暖炉前のスペースに展示された「ロータス・ブルー」の古道具

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 鎌倉文士の邸宅を生かした「西御門サローネ」(鎌倉市西御門1、TEL 0467-23-7477)で4月29日・30日、「新緑の鎌倉古美術展」が開催される。

和骨董や東西の珍品を集めた「ギャラリーブリキ星」の展示

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 「鎌倉らしさ」をキーワードに伝統的な和骨董(こっとう)から東西の魅力的な古道具、ユニークな小物、仏教美術などをそろえて展示即売する同展。春秋の開催で今回5回目を迎え、アートの視点から鎌倉の魅力を再発見するイベント「鎌倉路地フェスタ」にも参加する。

 会場となる建物は1926(大正15)年の建造で市の重要景観建造物にも指定。六角形の窓や階段の手すり、サンルームの形状などから帝国ホテルの設計で知られる建築家の影響を受けているとされる。明治・大正・昭和にかけて活躍した作家・里見弴(とん)が1936(昭和11)年まで暮らし、米軍接収やホテルとして使われた歴史を持つ。

 出店するのは、同展代表を務める細田賢さんが営む仏教美術の店「一閑」のほか、女性ならではの視点で古民芸や和骨董を集めた「うまこし」、20代の若くみずみずしい感性を感じさせる和骨董中心の「titcoret」、文士の旧邸の雰囲気に合わせた美しいディスプレーが注目を集める「西澤」、使える小道具がメーンの「ロータス・ブルー」など全8店。

 価格帯は数千円~10万円だが、「見て楽しい、買ってうれしい気軽な古美術展」と位置付け、気軽に購入できる品を多くそろえるという。

 代表の「一閑」細田賢さんは「館内に一歩入ると、そこはゆったりとした時間が流れている。小さな古美術展だが、大規模な催事では味わえないぜいたくな時間を過ごしてほしい」と話す。「良い季節なので、鎌倉散策も併せて楽しんでいただけたら」とも。

 開催時間は11時~17時30分。

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