鎌倉・由比ヶ浜通りに5月22日、世界のユニークでおしゃれな雑貨や子ども服を扱うセレクトショップ「eunoia design store(ユーノイアデザインストア)」(鎌倉市由比ヶ浜1、TEL 0467-33-4488)がオープンした。ギリシャ語を語源とする店名は「美しい考え」を意味するという。
「大人も子どもも楽しめるストア」をコンセプトに、デザインの楽しさやアートの感動を発信するという同店。オーナーは、4歳になる息子を持つ皆木祥吾さん、オーストラリア・メルボルン出身のルース・トーマスさん夫妻。
日本であまり知られていない、ハンドプリントの壁紙やアートの企画輸入などに携わるトーマスさんの海外ネットワークを生かした商品セレクトを特色とする。「ファッションは子ども用がメーンだが、大人が気に入る雑貨も多数そろえているので、店の内外観のデザインはあえてシンプルに仕上げた」とトーマスさん。2階はギャラリー兼予約制ショールームで、海外アーティストの個展やアートを身近に感じられるワークショップなどの開催を予定する。店舗面積は1階・2階合わせて約44平方メートル。
ベビー・キッズアイテムはユニセックスで着られるものが多く、エッジの効いたデザインとしゃれた連続柄が世界的に人気の「Plastisock(プラスティソック)」(スウェーデン)、ハイファッションかつ子どもらしいデザインの「POLKA(ポルカ)」、アフロプードルなどのユニークなプリントが特徴の「iTCH(イッチ)」(以上オーストラリア)などを用意。価格は、Tシャツ=3,990円、ファンシーパンツ=5,040円など。
大人向けのアイテムでは、アメリカのスケートボードの廃材を利用したバングル(3,990円)やカフス(5,040円)、アンティークカトラリーの柄を利用したリング(7,140円)などのほか、豪州デザイナー、フローレンス・ブロードハーストのテキスタイルデザインを用いたタウンバッグ(2万790円)や、京和傘の老舗「日吉屋」とコラボしたフロアランプ(2万3,100円)などの多彩な商品をそろえる。贈られる人の性格や好みに合わせたギフトの相談にも乗るという。
「鎌倉は世代を問わずおしゃれな人が多いので、うちのような品ぞろえにニーズがあると感じている」とトーマスさん。「アイテムが次々変わるので気軽に立ち寄ってほしい。7月中にはオンラインショップを立ち上げたい」とも。
営業時間は11時~17時30分。月曜定休。