鎌倉・由比ガ浜で「動物フェスティバル」-ペットの防災情報を発信

子どもたちの絵画がちりばめられたイベントチラシ

子どもたちの絵画がちりばめられたイベントチラシ

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 鎌倉・由比ガ浜地区の3会場で10月16日、動物の愛護と適切な飼養についての理解と関心を深めるイベント「動物フェスティバル神奈川 2011 in湘南」が開催される。

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 9月下旬の動物愛護週間の関連行事として地方自治体、関係団体が協力し、県獣医師会が持ち回りで毎年実施してきた同イベント。今年は鎌倉市・逗子市・葉山町から成る湘南支部が「なかま・絆」をテーマに開催する。

 内容は、長寿動物の表彰や動物絵画展などの屋内イベントや、犬のしつけ教室、相談コーナーなどに加え、東日本大震災を受け防災に関するプログラムを充実させる。防災コーナーを設け、災害救助犬のデモンストレーションやペットの避難所疑似体験などのほか、被災地で実際に動物救援活動を行うNPO法人アナイスの平井潤子さんによる映像を交えたシンポジウム、「東日本大震災:動物たちの現状と今後」も予定。開催地鎌倉ならではの企画として、12時30分から武田流鎌倉派による流鏑馬(やぶさめ)の出陣も行う。屋外ブースでは、子ども向けの獣医師体験、里親探し、物産展、大船軒の駅弁や富士宮焼きそばなどを販売するフードコーナーを設ける。

 会場は、KKR鎌倉わかみや(式典・絵画展)、鎌倉海浜公園(イベント・屋外ブース)、由比ガ浜海岸(流鏑馬)。各会場には募金箱を設置し、集まった募金は日本獣医師会を通じて被災動物の支援に役立てる。

 同フェスティバル実行委員長の阪田実さんは「今回の大震災を教訓に、例年にない企画を取り入れた。災害時の動物の非難など、防災への備えに役立ててほしい」と話す。

 開催時間は10時~16時(雨天・荒天の場合は屋外プログラムが中止・変更の場合も)。式典・絵画展、流鏑馬会場へのペット同伴は不可。

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