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鎌倉で出版社・書店のお祭り「かまくらブックフェスタ」-「こだわりの本」多彩に

去年のブックフェスタの様子

去年のブックフェスタの様子

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 こだわりを持った本の制作・活動を続ける出版社(者)や書店が集まり、自身の手で来場客に本を届けるためのイベント「第2回かまくらブックフェスタ『ことばをおくる』」が10月6日・7日、「KAYA gallery+studio」(鎌倉市大町1)とその近くの大町会館の2会場で行われる。

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 今回は、昨年に続いて鎌倉・妙本寺山門内にある一軒家の同ギャラリーで行うほか、第2会場として和室や洋室も備え古い趣の大町会館にも会場を広げた。昨年の開催時に、来場客から「もっと広い会場で見たい」との声が寄せられたことがきっかけ。

 第1会場のKAYAでは、「新刊本」を中心とした出展者を集めた。詩人平出さんが、本を手紙として送る試みを続けている「via wwalnuts社」、医学・看護の専門出版社で「ケア」の世界を中心に展開する「医学書院」、詩画集を中心に出版活動をしている出版社「ECRIT エクリ」などのほか、主催者で詩集・人文書などを刊行する出版社「港の人」も出展。

 第2会場の大町会館は、古本や自らの手で制作、発行、販売まで手掛けるリトルプレスのほか、雑貨、喫茶コーナーなど、多彩に展開。1999 年に創刊して以来、年2 回の刊行を続けている美術同人誌「四月と十月」、本の書き手、作り手、売り手、読み手の新しいつながりを模索するプロジェクトで、珍しいリトルプレスを中心に集めた「本の島々」、ギャラリーなどで本まわりのイベントをプロデュースする「古本ユニットricca」などが参加。

 東北の土地ならではの本と物を集めた移動販売ショップ「東北ブックコンテナ」も出展する。東北5都市にあるブックショップやカフェなどが協力して運営する「本とモノの物産市」。貨物列車のコンテナに本を詰め込んで旅するかのように、その街ならではの出版物、手仕事、お菓子などを「詰め込んで」、日本各地を巡回しながら展示販売を続けている。今回が初参加となる。

 「『かまくらブックフェスタ』は、『ことば』を大切にし、文字や造本にこだわった本を扱う出版社(者)やお店を集めた本のお祭り。本という、言葉の贈り物を通して、出展者と来場者が交流し合う場にしていきたい」と主催者である「港の人」の月永さん。

 開催時間は10時~19時(7日は18時まで)。入場無料。

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