鎌倉文学館(鎌倉市長谷1)で現在、企画展「愛は言葉だ!文豪のハートに触れるバレンタイン」が開催されている。
会場では、新しい恋の形を書いた夏目漱石の「それから」、婚約者への手紙に「もちろん昔から好きでした。今でも好きです」と書いた芥川龍之介、太宰治が妻に宛てた遺書など文学者の「愛」の言葉をパネルと資料で展示する。
このほか、収蔵資料の中から夏目漱石の「それから」の初版本をはじめ、与謝野晶子の情熱的な恋の歌の短冊、バレンタイン特別展示として甘党の芥川龍之介の随筆「しるこ」の原稿など22点を展示。
2011年から開いている同展。「文学の大きなテーマである『愛』を通して、バレンタインをきっかけにより文学に親しみをもってもらいたいと思い、始めた」と同館学芸員の山田雅子さん。「文豪の愛の言葉を記した『おみくじ』が引けるイベントも開いている」とも。
併せて、「ビブリア古書堂の事件手帖」イラスト原画展も開催している。
開館時間は9時~16時30分。入場料は一般300円ほか。2月14日まで。