独自のポリシーを持った本の制作・活動をしている出版社(者)や書店が鎌倉に集まり、本を販売するイベント「第3回かまくらブックフェスタ」が9月22日・23日、KAYA gallery+studio(神奈川県鎌倉市大町1)と近くの大町会館で行われる。
普段大型書店では見かけない、珍しい本、個性的な本、リトルプレスなどを紹介し、来場者に「本」のさらなる楽しさを感じてもらうのがイベントの一番の狙い。また、本の作り手が直接売り場に立つことで、読者と直接会話を楽しむ場としても提案する。出版社と書店、読者のそれぞれが、本を通して交流を深めることができるという。
今回は、建築書やデザイン書を多く手掛けるLIXIL出版や、映画本やアート本を主に手掛けるフィルムアート社、リトルプレスやミニコミ誌などを扱うネットショップのトマソン社などが新たに出展者に加わっている。
「今年のブックフェスタのテーマは『本にふれる』。さまざまな本を並べ、作り手や書店員が、読者一人一人に本を手渡していくことで、本を直接手に取り、本に触れることの楽しさをたっぷりと紹介したいという思いはこれまでも、そしてこれからも変わらない」と話すのは、出版社「港の人」の月永理絵さん。
「読み物だけでなく、写真集や画集、アート関連書などのビジュアル本や絵本など、新たなジャンルの本を多く集めた。例年以上に多彩な本をそろえたことで、本にはさまざまな形や可能性があるということを肌で感じてもらいたい」とも。
開催時間は両日とも10時~18時。