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鎌倉市、クラウドファンディングで観光設備資金公募-日本初の試み

記者発表会での松尾市長挨拶の様子

記者発表会での松尾市長挨拶の様子

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 鎌倉市観光商工課は11月1日より、観光施設整備に関わる寄付を、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン(千代田区麹町2)を通じて募ることを、鎌倉市役所(鎌倉市御成町18)で同日、発表した。地方自治体が主体となってクラウドファンディングにより観光施設整備事業の資金を募るのは日本初の試み。

松尾市長とジャスト・ギビング・ジャパン代表理事佐藤氏との握手

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 鎌倉市は、豊富な観光資源に恵まれ、季節にかかわらず多くの観光客が国内外から訪れるが、多くの観光客により分かりやすく観光してもらえるよう、案内のルート板を新設するための寄付を募る。

 ジャスト・ギビング・ジャパンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授や、最高齢でエベレスト登頂を達成した三浦雄一郎さんが資金を募ったクラウドファンディングサイト。英国発の7億ポンドを集める世界最大級のクラウドファンディングサイト「JustGiving」の日本版として、2010年3月に運営を開始した。現在までに、約10万人から計約10億円の寄付を集めている。

 今回の寄付募集に至った経緯を、鎌倉市長の松尾崇さんは「市では様々な観光施設整備を行っているが、市の財源のみで観光施設整備の充実を図ることは厳しい。そこで、鎌倉ファンの皆さまから寄付をつのり、より快適に、楽しく観光していただける環境を整備するため、このたびのプロジェクトをスタートした」と話す。

 プロジェクトは今後、12月31日まで寄付を募り、その後の動きは決まり次第発表していく。

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