鎌倉宗教者会議は2月20日、東日本大震災追悼・復興祈願祭のマーク入り「特別祈願ローソク」を発売する。
このろうそくは、東日本大震災を機に鎌倉市内の宗教団体が宗派を超えて発足した「鎌倉宗教者会議」が提案する「ローソクナイト」の一環で販売するもの。ローソクナイトは、2011年の震災時に「停電の暗闇の中で災害の計り知れない大きさにおびえ、あの人がどうか無事でありますようにと祈った気持ち」を思い出してほしいと始まった。
特別祈願ローソクは2月12日、鎌倉宮でのおはらいと鎌倉恩寵教会での祝福の後、翌13日、カトリック雪ノ下教会でカトリック教会信者約10人、市民ボランティア約10人による袋詰め作業を実施。17日には、円覚寺僧堂で横田管長による祈とうが、修行僧を含め約10人、カトリック教会の神父、シスター、信者など6人を交えて行われた。
「収益は鎌倉宗教者会議がお預かりし、災害支援基金として役立てていく。家族や友達と一緒に、あるいはお一人ででも」と同会議事務局長の仲田晶弘さん(明王院副住職)。
1個500円。限定700個。鎌倉宮、建長寺、円覚寺、カトリック雪ノ下教会、井上蒲鉾店鎌倉駅前店ほかで扱う(祈願祭会場=鶴岡八幡宮では販売しない)。