北鎌倉古民家ミュージアム(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5641)で現在、企画展「歴史を切る 百鬼丸切り絵展」が開かれている。
展示総数は約100点。北條政子(高さ1.2メートル)、武田信玄(高さ3メートル)、北條早雲(高さ4メートル超)など歴史上の人物をかたどった大作が並ぶ。「膨大な量の展示であり、規模はこれまでで最大級。百鬼丸の集大成が見られる」とのこと。
百鬼丸さんは、1951(昭和26)年、山梨県富士吉田市生まれ。東洋大学建築学部を卒業後、1980年にプロデビュー。以降、雑誌、新聞、週刊誌のほかCM、ラベルなど幅広く活躍。現在も雑誌連載、常設ギャラリー、灯(あか)り切り絵教室などを行っている。
同ミュージアム副館長の長谷川幹晃さんは、「百鬼丸さんが当館を気に入ってくださり今回の企画となったが、男女を問わずいろいろな年代の方に来ていただきたい。特に今回の展示は歴史上の人物や時代劇の小説の表紙にも使われており、歴史や小説の好きな方に楽しんでいただけるのでは」と話す。
開館時間は9時30分~17時。入館料は一般500円ほか。9月23日まで。