江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸1)は現在、「江ノ電 駅イルミネーション」と題して沿線の4駅をイルミネーションで彩っている。
「江ノ電 駅イルミネーション」を実施しているのは、江ノ島駅、鎌倉高校前駅、長谷駅、鎌倉駅の4駅。江ノ島駅=「星降る駅舎」、鎌倉高校前駅=「光の泡」、長谷駅=「色づく光の木々」、鎌倉駅=「光の駅舎」というそれぞれのテーマの下、その表現を競う。中でも江ノ島駅はシーキャンドル(江の島展望灯台)のイルミネーションが関東3大イルミに認定されたことから、シーキャンドルを模したイルミネーションがあり、鎌倉高校前駅は夕日時のイルミネーションもおすすめという。
2005年12月から2006年1月にかけて、「駅でテーマを設けてイルミネーションを行ったら、誘客につながるのでは」という発案で試験的に実施したのが同企画の始まり。そのころ、街でも電球のイルミネーション装飾が流行しつつあったという。
同社鉄道部旅客課の峯尾祐司さんは「冬は日照時間が短いため、当社の魅力の一つである沿線の景色を楽しめる時間が短い分、イルミネーションがあって楽しめたという言葉も頂く。それぞれの駅のイメージに合ったイルミネーションを決めることに苦労するが、同時にやりがいも感じる」と話す。
「沿線に観光に来ていただいた方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただきたい。仕事からお帰りの際に、イルミネーションを見て少しでも温かい気持ちになっていただければ」とも。
点灯時間は16時30分~22時。2月15日まで。