葉山・一色海岸の海辺にある貸別荘「Nowhere but Hayama(ノーウェア・バット・ハヤマ)」(葉山町一色)で5月9日・10日、オリジナルの線香花火を作るイベント「海辺の線香花火ワークショップ」が行われる。葉山芸術祭の一環。
同施設はオープンした2009年から葉山芸術祭に参加。地元の人にも外から遊びに来た人にも、日常から離れて特別で面白い体験をしてもらいたいという意図で、香水作りや料理など毎年さまざまな分野の専門家を招いてイベントを行っている。
今回は花火職人である筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市)の筒井さんを招き、線香花火の文化やルーツに関する話を聞きながら、線香花火作りを体験する。柔らかい色合いの草木染を使用したオリジナルデザインの線香花火を作る。
同社は、現在日本で3社しかない国産線香花火の製造所。希少な存在となった国産の線香花火を後世に伝えたいと、花火のルーツや職人の技を生かしたユニークな花火を製造している。同施設広報の清水絢子さんが数年前に同社の花火と出合い、今までの線香花火のイメージを変える繊細で柔らかな美しさに引かれてワークショップを依頼した。
清水さんは「他では作れない、買えない線香花火が作れるワークショップ。花火好きな人、日本文化に関心を持つ人、夏が今から楽しみな人に参加していただければ」と話す。
開催時間は、5月9日=13時、14時30分、16時、10日=11時、13時(各1時間)。参加料は2,500円(ドリンク、お土産付き)。定員は各回15人。予約制。