葉山・一色海岸そばのミユキハウス(葉山町一色)で5月16日、葉山芸術祭の一環として古本市イベント「海辺の本市2015」が開催される。
出店するのは17店。プロの古書店だけでなく、普段は別の職業を持つ人も含まれる。「本に出合い、街に出合い、人に出会う」をコンセプトに、海や山に恵まれた葉山の豊かな自然の町並みを散歩しながら、個性豊かな店を巡ることができるのが特徴。小説、随筆、写真集、画集、絵本、装丁が美しい本などが並ぶ。同名のイベントは今回が3回目で、昨年は200人ほどが来場した。
特別企画「絶対に売れない(売らない?)本コーナー」では、良い本なのになぜか今まで売れなかった本や、実は店主が手放したくない本など、「売れたらうれしいような、悲しいような」本を各店が持ち寄って販売する。工作コーナーでは、来場者参加型ワークショップとして「鳥獣戯画」のような絵巻物に海辺の生き物を描く「海辺の魚介戯画」も行われる。
同イベント宣伝担当の一戸実さんは、「本を売り買いするだけでなく、本好き同士の会話があちこちで聞こえるような古本市にしたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。入場無料。