鎌倉の妙本寺(鎌倉市大町1)で2月14日、立正大学鎌倉プロジェクトスタート記念イベント「くぼたまさと つくって話そう」が開かれる。
鎌倉プロジェクトの拠点でもある「Ruk cafe」。学生たちが企画からメニュー開発などに携わり、現在は金曜・土曜・日曜の運営を行い地域住民と交流している
鎌倉が同大学の源流でもある日蓮聖人ゆかりの地であり、キャンパスがある東京・大崎と埼玉・熊谷とも湘南新宿ラインで結ばれていることから「立正精神のふるさと」と位置づけ、同プロジェクトを始動した。
第1弾として昨年11月、学生たちが企画運営するコミュニティーカフェ「Ruk cafe(ラクカフェ)」をオープンし、住民との交流を図っている。今回のイベントではカフェを出て、対象も未就学児とその保護者を対象とし活動の幅を広げる。
会場となる同寺は日蓮宗最古の寺院。当日は客殿で、同大学卒業生でタレントの久保田雅人さんの工作デモンストレーション、久保田さんと同大副学長で社会福祉部・大竹智教授による対談「子どもの育ちを考える」を行う。
久保田さんは同大学文学部を卒業後に役者となり、NHK教育テレビ「つくってあそぼ」に「わくわくさん」役で出演。子どもたちの人気者になり、現在もトレードマークの丸眼鏡で工作の面白さを伝えるショーや講演、教室などを行っている。同大学が一般向けに開催するイベントでは今回が初めての出演となる。
広報課の三浦明美さんは「鎌倉でのイベントということで寺院に会場をお願いした。子どものころから日本仏教文化に触れるきっかけになれば」と話し、「今後も大学の知的資源を地域の方と共有していくイベントなどを行いたい。ラグビー元日本代表で同大学ラグビー部監督・堀越正己さんの講演なども企画している」と意気込む。
開催時間は、午前の部=11時15分~12時、午後の部=13時30分~14時15分。入場無料。事前申込制で各会60組。申し込み方法はホームページで確認できる。