鎌倉市観光協会(鎌倉市御成町1)は2月1日から、着物を着て訪れた人にさまざまな特典がある「鎌倉讃歌・着物サービス」を提供する。
着物を着てこのステッカーが貼付されている店やスポットに訪れたり、買い物や飲食などをするとサービスを受けることができる。今年は45店が参加している
同サービスは鎌倉のイメージ向上と発展に伴う観光客誘致や地域の活性化を目的に推進している「鎌倉讃歌事業」の一つで、「和」をテーマに企画した。「着物の似合うまち鎌倉」を発信し定着させていくためにスタートし、前回は740人が利用した。昨年8月には同様に「ゆかたサービス」も行った。
ステッカーを貼って迎えるのは観光協会加盟店のうち45店。着物を着て食事をした人に「井上蒲鉾店 茶寮いの上」ではコーヒーか紅茶、「創作和料理 近藤」ではウーロン茶か生ビール、「季節料理あら珠」では抹茶わらび餅を、「福来鳥」ではオリジナル根付けを、「鉢の木」では特選茶葉を進呈する。
「きものせいた」や「藍 ウィンディかまくら」「手づくり弁当 バニー」などでは買い物が10%引きに、「鎌倉屋」「OKASHI0467」「大くに」などでは同5%引きに。買い物をした人に「nugoo鎌倉」では手拭い巾着を、「香司 鬼頭天薫堂」では文香を、「鎌倉はんこ」ではオリジナルはがきを、「鎌倉四葩」ではあぶらとり紙1個(6枚入り)を進呈。「高徳院」では鎌倉大仏由来記(カード)を、御霊神社では絵馬を進呈、鎌倉文学館では入場料50円引きなど特典を用意する。
期間中の月曜・木曜・金曜の10時~16時には同観光協会で、着物レンタルや着物持ち込み着付けを3,000円で受け付ける。普段着で鎌倉を訪れ、着替えてから各店でサービスを受けることもできる。
同観光協会の大川美紀子さんは「着物は敷居が高いイメージがあるかもしれないが、レンタルも用意している。昨年は値段が手頃で楽しめたという声もいただき、外国の方の利用もあった。古都鎌倉の雰囲気にぴったりなので、一人で、カップルで、お友達と市内をゆったり散策していただければ」と話す。
着物レンタル&着物持ち込み着付けサービスは希望日前日12時までに電話かメールで申し込む。詳しくはホームページで確認できる。3月1日まで。