鎌倉市川喜多映画記念館(鎌倉市雪ノ下2)で現在、特集上映「ヨーロッパ映画紀行」が行われている。
同館が年4回開いている企画展の一つ。川喜多長政・かしこ夫妻が立ち上げた貿易会社「東和商事」が欧州から輸入した作品はじめ、戦前から近年までの名作映画を上映する。
「多くの日本人の憧れであり続けている欧州を名画で巡る『旅』がテーマ。鎌倉散策のついでに立ち寄っていただければ」と企画展担当で学芸員の阿部久瑠美さん。
上映作品は全9作品。2月21日以降は「野いちご」(1957年、スウェーデン、イングマール・ベルイマン監督)、「バベットの晩餐(さん)会」(1987年、デンマーク、ガブリエル・アクセル監督)、「ベルリン・天使の詩」(1987年、西ドイツ、ヴィム・ヴェンダース監督)、「愛と哀しみのボレロ」(1981年、フランス、クロード・ルルーシュ監督)、「リトル・ダンサー」(2000年、イギリス、スティーヴン・ダルドリー監督)。
2月25日にはグラフィックデザイナーの小笠原正勝さんが欧州映画ポスターのデザインについて解説するトークショーも予定している。
料金は一般200円ほか(小・中学生は半額)。上映時間はホームページで確認できる。3月12日まで。