![足袋型と5本指ソックスの特徴を兼ね備えた独自の設計だという](https://images.keizai.biz/shonan_keizai/headline/1739066782_photo.jpg)
自然由来の化粧品や食品を手がける「chitree organic(チーツリーオーガニック)」(茅ヶ崎市赤羽根)が1月29日、和紙100%の糸を使った足袋型靴下「草燥と(そうぞと)」を発売した。同社が立ち上げた新アパレルブランド「いきのを」の第1弾商品となる。
「草燥と」は、繊維が長いマニラ麻の和紙100%の糸を80%の高配合で採用。外側は足袋型、内側は 5本指の独自設計に加え、着圧編みを取り入れた。
坂東寛社長は「和紙糸は通常、化学繊維を混ぜることで扱いやすさを確保するが、当商品では 80%の高配合を実現し、肌触りと快適さを両立させた。化学繊維が主流の市場において、環境にも優しい天然素材の靴下。『肌着になる靴下』を目指して試作を重ねたこだわりの一足」と話す。
製造は、手袋の産地として知られる香川県東かがわ市内にある工場が担当。職人とともに試作を重ね、素材・技術・デザインの全てにこだわったという。初回生産分は2400足限定で、次回入荷は9月を予定している。
ブランド名「いきのを」は、「息(呼吸)、生きる」と「緒(つながり、糸)」を組み合わせた造語で、天然素材と生活を心地よく結びつける思いを込める。今後は、タオルや肌着などの展開も予定する。
価格は3,410円(21~24センチ)と3,630円(25~27センチ)の2種類。同社オンラインショップで扱う。