
浜辺を舞台に環境・福祉・教育をテーマとする体験や交流の場を提供するイベント「ほのぼのビーチフェスティバル2025」が5月18日、茅ヶ崎市東海岸ヘッドランドビーチ(茅ヶ崎市東海岸南6)で開催された。
「ほのぼのビーチ茅ケ崎」天候にも恵まれ大勢の参加者がイベントを楽しんだ
1990(平成2)年に初開催された同イベント。以降、コロナ禍や台風で中止した年もあったが、毎年開催している。
当日9時、来場者全員でのビーチクリーンでスタート。特設した「ボードウォークステージ」では、バトントワリング、フラダンス、紙芝居など多様なパフォーマンスが披露された。
砂浜の「ビーチDEスポーツ!」エリアでは、障害を持つ来場者も各エリアを自由に移動できるよう、砂浜の上にビーチマットを敷きバリアフリー対策を施した。サーフィンやボディーボード、アウトリガーカヌー、ビーチフラッグス体験、塗り絵、福釣り・浮き輪投げなどを展開し、多くの子どもたちが参加した。「ビーサン飛ばし世界選手権大会」では、大人も夢中になって距離を競い合った。
ビーチフラッグス体験では、ビーチフラッグス世界大会で優勝経験のある鯨井ヤストシさんが講師を務めた。鯨井さんは「子どもたちが思いきり海で楽しんでくれた。ライフセービングの普及活動にもつなげられた」と振り返る。
後半では、音楽で環境を考えるベアフット協会協力の下、同イベントの趣旨に賛同する茅ケ崎・藤沢エリアを中心に活動しているミュージシャンのイチノイーさん、Morgan Paul Williamsさん、TORA&Magromen、ブレッド&バターの岩沢幸矢with Aisa&徳武孝音が登場し、ステージを盛り上げた。
主催する「ほのぼのビーチ茅ヶ崎」代表の石川真紀さんは「茅ヶ崎の海岸を中心に、老若男女、健常者も、障害者も、誰もが安心して利用できるきれいな海岸を、世代を超えて残していきたい」と話す。