
ジャンボタニシの一斉駆除作業が6月22日、藤沢市大庭地区の水田で行われる。主催は地元農家らでつくる城稲荷水利組合。
南米原産の特定外来生物ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵
作業には近隣の住民や小学生ら約70人が参加予定。ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は南米原産の特定外来生物で、水稲の食害を引き起こすため、国内では防除対象とされている。
同組合では、2015(平成27)年ごろから被害が確認され始めたのを受け、2019年に地域ぐるみの共同防除を開始。作業が行われる大庭耕地の水田面積は約40アールで、うるち米や酒米などを栽培している。
作業当日は、参加者が田んぼの周囲に並び、網やバケツを使って水中の成体や、茎に産み付けられたピンク色の卵を丁寧に回収する予定。
さがみ農協広報の青木訓穂さんは「地域の皆さまや子どもたちが毎年熱心に手伝ってくれる。ふるさとの田んぼを守る意識が育っていることがうれしい」と話す。
開催時間は9時~11時。