暮らす・働く 学ぶ・知る

ジャンボタニシ駆除に近隣住民や子どもたち 藤沢・大庭の田んぼで一斉作業

以前行われたジャンボタニシ一斉駆除の様子

以前行われたジャンボタニシ一斉駆除の様子

  • 15

  •  

 ジャンボタニシの一斉駆除作業が6月22日、藤沢市大庭地区の水田で行われる。主催は地元農家らでつくる城稲荷水利組合。

南米原産の特定外来生物ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵

[広告]

 作業には近隣の住民や小学生ら約70人が参加予定。ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は南米原産の特定外来生物で、水稲の食害を引き起こすため、国内では防除対象とされている。

 同組合では、2015(平成27)年ごろから被害が確認され始めたのを受け、2019年に地域ぐるみの共同防除を開始。作業が行われる大庭耕地の水田面積は約40アールで、うるち米や酒米などを栽培している。

 作業当日は、参加者が田んぼの周囲に並び、網やバケツを使って水中の成体や、茎に産み付けられたピンク色の卵を丁寧に回収する予定。

 さがみ農協広報の青木訓穂さんは「地域の皆さまや子どもたちが毎年熱心に手伝ってくれる。ふるさとの田んぼを守る意識が育っていることがうれしい」と話す。

 開催時間は9時~11時。

湘南経済新聞VOTE

湘南経済新聞のPODCASTを聞いたことはありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース