
公益社団法人「藤沢市観光協会」が6月17日、湘南鎌倉クリスタルホテル(藤沢市南藤沢)で「法人化30周年記念式典」を開いた。
同協会は1961(昭和36)年に任意団体として発足し、1995(平成7)年4月1日に社団法人へ移行、2012(平成24)年4月には公益社団法人となった。今回の式典は、2025年度定時総会に合わせて開催し、法人化30周年を記念した記念誌も配布した。式典では、同協会の湯浅裕一会長のあいさつに続き、ふじさわ観光親善大使でタレントのつるの剛士さんも登壇し、藤沢市の魅力や今後への期待を語った。
同協会はこれまで、「観光宣伝誘客・観光情報の収集および提供」「観光行事の開催」「観光資源の保護と調査研究」「観光施設の運営受託」などを中心とした事業を行い、観光振興と地域経済の活性化に取り組んできた。2019年には藤沢市の年間観光客数が1900万人を超えたが、コロナ禍の影響で観光業も大きな落ち込みを経験した。2023年5月の「5類」移行以降、回復傾向が続き、同年は1960万人、2024年は2040万人と過去最多を記録している。
湯浅会長は「2024年の観光客数は念願の2000万人を達成したが、まだ通過点にすぎない。これからも常に新しい観光施策を考え、「世界の人気観光地 藤沢・江の島」の実現に向けて努力したい」と意気込みを見せた。