
ベネッセの介護付き有料老人ホーム「グランダ鵠沼海岸」(藤沢市鵠沼海岸7)で6月29日、「無印良品」の移動販売が行われた。
入居者の「できること・やりたいこと」を大事にしていきたいという同施設の思いから企画されたという同イベント。買い物を通じて入居者やその家族に幸福感や充実感を味わってもらうとともに、地域の高齢者層にも老人ホームの存在を身近に感じてもらうことを目的に開催した。
当日は「無印良品」の移動販売車が同施設に乗り入れ、施設内に商品を陳列すると、14時から販売を開始した。開始直後から多くの入居者や家族が訪れ、「無印良品」の菓子や飲料などを手に取りながら買い物を楽しんだ。購入した菓子をその場で分け合いながら味わう入居者の姿や、衣料品を熱心に選ぶ入居者の姿も見られた。
施設長の小池進之介さんは「普段なかなか外出ができない入居者が多い中、手軽に買い物を楽しんでもらうことができた。家族やスタッフも含め、とても充実したイベントになった。『無印良品』を運営する良品計画の『地域と共に地域課題に取り組む』社風にも大いに共感でき、励みになった」と振り返る。