
社会福祉士や精神保健福祉士などソーシャルワーカーの活動を広く知ってもらうことを目的としたイベント「ソーシャルワーカーデー2025」が8月3日、藤沢市役所で開催される。主催は一般社団法人「日本ソーシャルワークリーグ」。
同イベントでは、「車いすユーザーの留学挑戦から日本のアドボカシーを問い直す」と題し、脳性まひの当事者でありソーシャルワーカーとしても活動する林田光来(みく)さんを講師に迎える。ナビゲーターは同法人代表で、アメリカでのソーシャルワーク経験も豊富な小平裕子さんが務める。
林田さんは大学で社会福祉を学びながら、アメリカへの短期留学を経験。障害のある子どもと、その家族支援について学び、卒業後は現場でソーシャルワークを実践しつつ、障害当事者としての視点を生かしたアドボカシー活動を積極的に展開してきた。今秋からボストン大学大学院のソーシャルワーク修士課程に進学予定だが、合格した大学でバリアフリーの寮が空いていなかったなど、その実現までには数多くの壁があったという。
当日は参加者同士による交流会も予定している。支援者支援Lab.を主宰し同イベントの司会を務める恒吉麻実子さんは「支援者の在り方が問われる時代。一人一人の声がどのように社会を動かしていけるのかを共に考える場にしたい」と話す。
開催時間は10時~12時。参加費は、一般=3,500円、学生、障害当事者・家族=1,500円。林田さんの留学応援カンパ付きの参加費は5,000円または7,000円。定員40人。申し込みは7月31日まで受け付ける。