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江の島で「バリサンセット」 古楽器ガムランと舞踊で魅了

「江の島バリサンセット2025」の様子

「江の島バリサンセット2025」の様子

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 バリ島の魅力を体感するイベント「江の島バリサンセット2025~優しさほどける江の島バリ~」が9月6日・7日、江の島サムエル・コッキング苑(藤沢市江の島2)で行われた。2006(平成18)年から続く同イベントは今回で18回目。

サンセットの時間帯に合わせてバリ舞踊が披露された

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 初日は台風一過の晴天となり、多くの人でにぎわった。エントランスには「パサールエリア」が登場し、バリ雑貨や菓子などを販売する8店舗が並んだほか、在京インドネシア共和国大使館も文化紹介や来場者調査を行った。

 フードエリアではインドネシア料理のルンダン弁当やビンタンビールが人気を集め、併設カフェ「TODAI KITCHEN DELI&TEA」では辛味ソース「チャベ」を使ったコラボメニュー「BBQチャベバーガー」も提供した。

 江の島シーキャンドル脇に設けられた特設ステージでは、サンセットに合わせて舞踊とガムラン演奏が行われた。6日はバリ暦で女神サラスワティに感謝をささげる日であることから、江の島弁財天との共通性をテーマにした創作舞踊を披露し、観客から大きな拍手が送られた。

 同日は「GSP Tokyo」が初舞台に立ち、古い青銅打楽器ガムラン「スマル・プグリンガン」を日本で初めて公式に演奏。繊細な旋律を夕景のオープンエアに響かせた。7日には関東在住のバリ島出身者38人による声のガムラン「ケチャ」も披露し、会場を盛り上げた。

 体験型企画として、バリヒンドゥーの供え物「チャナン」作りやガムラン演奏体験もあり、子どもから大人まで楽しめる内容となった。

 2日間の来場者数は延べ1万2841人に上った。実行委員長の長谷川亜美さんは「台風の影響も心配したが、無事に開催できて良かった。多くの人にバリ文化を体感してもらえたのでは。今後も地域とインドネシアのつながりを広げていきたい」と話す。

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