
慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(藤沢市遠藤)で11月から全3回の日程で、市民講座「誰もが自分らしく暮らせるまちへ:藤沢発・共生社会のつくり方-看護医療学部開設25周年に向けて-」が開かれる。
市民講座が開催される慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス オメガ館の外観(写真提供=慶応義塾大学)
第1回は11月15日、医療的ケア児や障害を持つ人、療養が必要になった人々の地域での暮らしと支援の実際について、専門家を招き参加者と考える。同大看護医療学部長の永田智子教授が司会を務める。
第2回は同22日、同学部の石川志麻専任講師が「善行団地発! 看護学×社会学で行う地域参加型研究 2年間の成果と課題」をテーマに、善行団地で2023年度から地域参加型研究(CBPR:Community-Based Participatory Research)として取り組んでいる社会的孤立・孤独予防を紹介する。
第3回は同23日、同大環境情報学部の内山映子教授が講師を務め、藤沢市と連携して実施した地域や地域活動団体を対象とした調査の結果や、市内の複数団体と連携して行ってきた地域活動などを紹介しながら、地域福祉の視点から「社会的つながり」について考える。
全講座、シンポジウム形式で行い、質疑応答の時間も設ける。第1回の講座ではオンライン配信も行う。
同大担当者は「講座には、教員、学生、地域の方が登壇する。参加者の皆さんと共に地域の暮らしを考える場にしたい」と話す。
開催時間は、15日=14時~16時、22日=13時30分~15時30分、23日=第1部11時~12時、第2部12時~13時30分。定員は各回300人。参加無料。要事前申し込み。専用フォームで受け付ける。