新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2)は1月26日、展示「深海I~JAMSTECとの共同研究~」の研究室に新水槽をオープンした。
新たな水槽では、JAMSTEC(海洋研究開発機構)が代表機関を務める「D-ARK(Deep-sea Archaic Refugia in Karst)」プロジェクトによる調査航海で採集された小型の深海生物を中心に展示している。プロジェクトは大東諸島周辺の深海洞窟における生物多様性の解明を目的に2024年から実施しているもの。
水槽は15個の小型水槽で構成しており、各水槽での飼育の様子も間近で観察できる。展示している生物は、プロジェクトで新種記載されたウフアガリアカサンゴスナギンチャク、原始的なサンゴの仲間フルイサンゴ科の一種、トガリカムリ属の一種、ウミグモ綱の一種などの希少な深海生物が並ぶ。
プロジェクトには同館のほか、琉球大学、いであ、FullDepthが参画。日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所が実施する「オーシャンショット研究助成事業」の支援により行われた。
同館展示飼育部の八巻鮎太さんは「これまで以上に小さな深海生物の繊細な姿や動きを、より間近にじっくりと観察できる展示になった。小型生物が織りなす深海世界の魅力を体感してほしい」と話す。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,800円、高校生=1,800円、小・中学生=1,300円、幼児(3歳以上)=900円。