鵠沼のギャラリー「あとりえ梅庵」(藤沢市鵠沼桜が岡4)で4月27日~29日、向後雅則さんの写真展「湘南カクテル」が開催される。
同ギャラリーは、藤沢出身の型絵染画作家の丸山晶子さんが、親せきが近年まで過ごし、その後空き家になっていた昭和初期の建物を、調度品など実際に使用されていたものをそのまま残しながらリフォームを施し、3月7日にオープンしたもの。総床面積は55平方メートルで、展示スペースは3部屋。
同展は、湘南の風景写真を撮り続けている向後さんが、同タイトルで実施する写真展の3回目。今回の展示スペースに合わせ、写真紙に和紙を使用し、竹の額装を施した「和」を意識した6作品のほか、約25点を展示する。即売も行い、「パネル」(四切、8,000円)、「写真集」(フォトカード付き、2,500円)、「フォトカード」(800円)など。
作品について、丸山さんは「写真仲間として以前から知り合いだったが、その中でも、私の慣れ親しんだ鵠沼海岸の写真を多数撮影している向後さんの作品が『梅庵』にふさわしいと思い、声をかけ実現した」と話す。同ギャラリーについては、「和んだ雰囲気を壊したくないので、『親せきの家に遊びに来た』『盆暮れに帰る(時々訪れるところ)』という感じで続けていきたい。今後は型染めや藍染めの体験教室なども開催していきたい」(丸山さん)とも。
開催時間は12時~18時。今月29日まで。ギャラリーの営業は作品展開催時のみとなる。